幼少期の「ある練習」が最強な理由
少年野球で
「守備練習」と聞くと、
多くの人が思い浮かべるのはノックだと思います。
- たくさん打ってもらう
- たくさん捕る
- エラーしたらやり直し
確かに、
ノックは守備練習の定番です。
でも、
幼少期(低学年〜中学年前半)にとって、
本当に一番大事な守備練習か?
と聞かれると、
指導者としては少し疑問があります。
結論:幼少期の最強守備練習は「壁あて」
はっきり言います。
**幼少期の守備の基本は、ノックではなく「壁あて」**です。
地味。
映えない。
でも、
守備の土台を作るには、
これ以上ない練習だと思っています。
ノックが難しすぎる理由(幼少期)
まず、
なぜノックが幼少期には難しいのか。
ノックには、
実は同時にたくさんの要素が含まれています。
- 打球判断
- スタートの速さ
- 捕球姿勢
- グラブさばき
- 送球動作
大人から見ると
「捕るだけ」に見えても、
子どもにとっては情報量が多すぎる。
結果として、
- 当たらない
- 捕れない
- 怒られる
こうして
守備=怖い・苦手
になってしまうことも少なくありません。
壁あては「守備の基本」が全部詰まっている
一方で、
壁あてはどうでしょうか。
- ボールを投げる
- 跳ね返ってくる
- 捕る
これだけ。
でもこの中に、
守備の基本がすべて入っています。
壁あてで身につく力
① 反応力
跳ね返り方は毎回違う。
自然と
「反応する力」が鍛えられます。
② グラブの出し方
ボールに合わせて
グラブを出す。
これが、
捕球の基本中の基本。
③ 目と手の連動
投げて、見て、捕る。
この繰り返しで
目と手が自然につながる。
④ 捕る感覚への恐怖がなくなる
距離が近いので、
怖さが少ない。
「捕れた!」という成功体験が積みやすい。
幼少期に一番大事なのは「捕れた経験」
指導者として一番大事だと思うのは、
これです。
幼少期に必要なのは、正しい形より
「捕れた」という感覚。
- ナイスキャッチ!
- 今の反応よかった!
この積み重ねが、
守備への自信になります。
ノックでエラーが続くより、
壁あてで10回捕れる方が、
守備は確実に好きになります。
壁あては「一人でできる最強練習」
壁あての強さは、
一人でできること。
- 親がいなくても
- コーチがいなくても
- 毎日少しずつできる
これが、
とてつもなく大きい。
上手くなる子ほど、
実は
「地味な一人練習」を
たくさんやっています。
親ができるサポートは、たったこれだけ
壁あて練習で、
親にやってほしいことはシンプル。
- 数を数えてあげる
- 捕れたら全力で褒める
技術指導はいりません。
「今の反応よかったな!」
「めっちゃ捕れてるやん!」
それだけで十分。
ノックは「基礎ができてから」でいい
誤解してほしくないのは、
ノックが悪いわけではないということ。
ただし、
- 捕ることに慣れてから
- ボールが怖くなくなってから
で十分。
基礎ができていない段階でのノックは、
遠回りになることも多い。
まとめ
- 幼少期の守備の基本はノックじゃない
- 最強の練習は「壁あて」
- 壁あてには守備の基本が全部詰まっている
- 一人でできて、毎日続けられる
- 捕れた経験が守備を好きにする
派手な練習より、
地味な練習。
でも、
その地味な積み重ねが、
将来の大きな差になります。
守備が苦手な子ほど、
まずは壁あてから。
それが、
一番の近道だと思っています。



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