「家ではやらなくていい」と感じている練習3選

🟢 子どものサポート方法・練習方法


指導者が正直に言うと

「家ではやらなくていい」と感じている練習3選

「家でも練習させたほうがいいのかな」
「50回、100回って振らせたほうがいい?」

少年野球のお母さんから、
本当によく聞く質問です。

でも、指導者として正直に言うと、
家ではやらなくていい練習もあります。

それは、子どもを甘やかす話ではありません。
子どもを守るために、やらせないほうがいい練習です。


はじめに|“やらせない”は、逃げではありません

「練習しないと差がつくんじゃないか」
そう不安になるのは、とても自然です。

でも、
間違った形で積み重ねる練習は、
あとから直すほうが、ずっと大変になります。

指導者として、
「それなら、やらないほうがいい」と感じる練習を
今日は正直にお話しします。



① フォームを細かく直す練習

家で、
「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」
「肘が下がってるよ」

こうした声かけが、
子どもを混乱させてしまうことがあります。

なぜやらなくていいのか

  • 正解が分からないまま直してしまう
  • 指導者の教えとズレる
  • 子どもが何を信じればいいか分からなくなる

フォームは、
グラウンドで、指導者が責任をもって見る部分です。


② 50回・100回と”数を決めた”素振り

一見、とても「頑張っている練習」に見えます。

でも、指導者として正直に言うと、
数を目的にした素振りは、家ではやらなくていいと感じています。

本来、素振りの目的は何か

素振りの目的は、
「たくさん振ること」ではありません。

  • 力強いスイングを身につけること
  • 正しいフォームを体に覚えさせること
  • ピッチャーをイメージして振ること

この3つが、本当の目的です。

なぜ数を決めると危険なのか

  • 後半は疲れてフォームが崩れる
  • 早く終わらせたい気持ちが勝つ
  • 「振った=練習した」と勘違いする

指導者目線で見ると、
数だけこなしている子ほど、
スイングが雑になっていることが少なくありません。

家で無理にやらせなくていい理由

グラウンドでは、
ピッチャーを意識した素振りや、
目的をもったスイングを指導します。

家では、
そこまで再現しなくて大丈夫です。


③ 嫌がっているのに続けさせる自主練

「やる気の問題だから」
そう思ってしまう気持ちも分かります。

でも、
嫌々やっている自主練は、
技術より先に、心をすり減らします。

指導者が気づくサイン

  • 表情が暗くなる
  • 思い切りがなくなる
  • 野球が義務になる

こうなると、
上達より先に「限界」が来てしまいます。


じゃあ、家では何を大切にすればいい?

家で大切なのは、
「追い込む練習」ではありません。

  • 一緒に軽くボールを投げる
  • 楽しく話を聞く
  • 今日はどうだった?と聞くだけ

それだけで、
子どもは十分リセットできます。


指導者として、母に一番お願いしたいこと

家は、
評価されない場所であってほしい。

結果も、回数も、数字もいらない。

「おかえり」
「今日もお疲れさま」

その一言が、
次の日のプレーにつながります。


おわりに|やらせない判断も、立派なサポート

「何かしてあげたい」
そう思う気持ちは、愛情です。

でも、
やらせないという判断も、
同じくらい大切なサポートです。

子どもがまた前を向けるのは、
家に安心できる場所があるから。

その環境をつくってくれている
お母さんに、
指導者として心から感謝しています。


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