少年野球で試合に出られない子の親ができること

🔵保護者のマインドセット

― 補欠だった私が伝えたい、本当に大事なこと ―

「うちの子、全然試合に出られないんです。」

少年野球をしていると、
この悩みは本当に多いです。

でも実は、私は小学校・中学校ともに補欠でした。

体が小さく、打球も飛ばない。
レギュラーとは明らかな体格差がありました。

悔しかった。
でも、練習もしませんでした。

「どうせ出られないし」

そんな気持ちもあったと思います。


それでも大学まで野球を続けられた理由

正直に言うと、
技術があったからでも、
強いチームにいたからでもありません。

大学まで野球を続けられた一番の理由は――

父との日々の野球の会話でした。

でもそれは、

  • 「もっと振れ」
  • 「打率を上げろ」
  • 「フォームが悪い」

そんな話ではありませんでした。

話していたのは、

  • 野球ってどんなスポーツか
  • 勝ちって何か
  • 努力ってどういうことか
  • どんな選手がかっこいいか

そんな“野球観”の話でした。


技術よりも、野球との向き合い方

父は、
私の技術を評価することはあまりありませんでした。

代わりに、

「今日の試合、どう感じた?」
「今のチーム、どんな雰囲気やと思う?」

そんな問いかけが多かった。

その会話があったから、
野球が“自分ごと”になった。

だから補欠でも、
嫌いにはならなかった。


試合に出られない子の親ができること

ここからが本題です。

試合に出られない時、
親ができることは3つあります。


① 技術の前に「野球観」を育てる会話をする

打てない。
守れない。

そこを責めるのではなく、

  • 今日の試合、どう感じた?
  • どんなプレーがかっこよかった?
  • 今のチーム、何が足りないと思う?

そんな会話をしてあげてください。

技術は後からついてきます。
でも、野球との向き合い方は、家庭で育ちます。


② 今の結果で未来を決めない

少年野球は体格差が大きい。

早く咲く子もいれば、
遅く咲く子もいます。

私は大学で初めて、
「野球って楽しい」と思えました。

咲くタイミングは人それぞれです。


③ 明るい未来を見せる言葉をかける

続けるなら、

「この時間はきっと意味がある」

辞めるなら、

「その選択が前向きなら応援する」

どちらにしても、
基準は“明るい未来につながるかどうか”。

親が未来を信じているかどうかで、
子どもの選択は変わります。


野球に遠回りはない

補欠だった時間も、
練習しなかった時期も、
全部、今につながっています。

遠回りに見える時間が、
その子の道を作ることもある。

だから、焦らなくていい。


まとめ|親は技術コーチではなく、対話の相手

試合に出られない時、
親がするべきことは、

技術を教えることでも、
監督を責めることでもありません。

野球について語り合える存在でいること。

それが、
子どもが野球を続けられる土台になります。

補欠だった私が、
今こうして指導する立場にいる。

その背景には、
毎日の“野球の会話”がありました。

親の言葉は、
思っている以上に長く残ります。


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