怪我の功名?怪我をしている時が、実は上達のチャンスな理由

🟣 悩んでいるあなたへ

子どもが怪我をしたとき、
親としてまず感じるのは不安だと思います。

  • せっかく調子が良かったのに
  • 周りに置いていかれないかな
  • 早く復帰させたほうがいいのかな

少年野球では、
怪我=マイナス
と感じてしまうのは自然なことです。

でも、指導者としては、
あえてこう伝えたい。

怪我をしている時間は、
見方を変えれば「上達のチャンス」になることがある。


怪我の時期に一番やってはいけないこと

まず最初に、
これだけは避けてほしい。

  • 「早く戻らなきゃあかんで」
  • 「出遅れるで」
  • 「怪我さえなければ…」

こうした言葉は、
子どもの体より先に
心を焦らせてしまうことがあります。

怪我をしている時点で、
子どもはもう十分不安です。


なぜ怪我中が「上達のチャンス」になるのか

一見すると、
練習ができない=成長が止まる
と思われがちですが、
実はそうではありません。

怪我中だからこそ得られる成長があります。


① 野球を「外から見る」時間が増える

プレーできない時期、
子どもは自然と
外から野球を見る立場になります。

  • 他の子の動き
  • 守備位置の取り方
  • 声の出し方
  • 判断の早さ

普段は自分のプレーで精一杯で、
なかなか見えなかった部分が、
よく見えるようになります。

これは、
野球を理解する力が伸びる時間


親の声かけで、この時間の価値は変わる

ここで、
親の声かけがとても大事になります。

例えば、こんな声かけ。

「今は外から野球を見られるチャンスやな」

「他の子が、
どういうタイミングで動いてるか、
どこを見てプレーしてるか、
ちょっと意識して見てみよ」

「それを自分に落とし込めたら、
今は試合に出てなくても、
ちゃんと上達してるで」

この声かけのポイントは、
今できないことではなく、
今できることに目を向けさせている
ところ。


② 「何もできない時間」を「準備の時間」に変えられる

怪我中の時間は、
子ども自身も
「自分だけ止まっている」
と感じやすい。

でも親が、

「今は休んでる時間じゃなくて、
準備してる時間やな」

そう伝えてあげるだけで、
怪我の意味は変わります。

  • 見る
  • 考える
  • 気づく

これも立派な練習です。


③ 見るポイントを一緒に整理してあげる

もし余裕があれば、
こんな関わりもおすすめです。

  • 「今のプレー、何が良かったと思う?」
  • 「あの子、動く前に何してた?」
  • 「自分やったら、どう動きたい?」

正解を求めなくていい。

考えたことそのものを認めてあげることが、
野球を理解する力を育てます。


④ 基礎やイメージを整える時間になる

怪我の部位にもよりますが、
体を動かせない分、

  • フォームをイメージする
  • 動画で確認する
  • シャドーで動きを思い描く

こうした
地味だけど大切な時間を取ることができます。

実際、
怪我明けに動きが良くなる子は少なくありません。


親ができる一番のサポート

怪我中の親の役割は、
とてもシンプルです。

・焦らせない

・今を否定しない

・学びの視点をそっと渡す

無理に前向きにさせなくていい。

「悔しいよな」
「しんどいよな」

この一言があるだけで、
子どもは救われます。


怪我は野球人生の一部

指導者として見てきて感じるのは、
長く野球を続けている選手ほど、
必ず一度は怪我を経験しています。

その時期を、

  • 焦りの時間にするか
  • 学びの時間にするか

この差は、
あとから必ず出てきます。


「今できない」は「もうできない」じゃない

怪我をしていると、
どうしても
「遅れている」
ように感じてしまいます。

でも、

今できない=もうできない
ではありません。

この時間で積み上げたものは、
復帰したとき、
必ずプレーに表れます。


まとめ

  • 怪我中は外から野球を見られる貴重な時間
  • 親の声かけで、学びの時間に変えられる
  • 「準備している時間」という視点が大切
  • 見る・考えることも立派な練習
  • 焦らせない言葉が、回復と成長を支える

怪我の時間は、
つらい。

でもその時間を
どう過ごしたかは、
必ず未来につながります。

今は、準備期間。
そう思えるだけで、
親も子も、
少し楽になれるはずです。

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