ライバルとの向き合い方

🟣 悩んでいるあなたへ

―ライバルは、親が決めず、子どもに委ねる―

少年野球をしていると、
必ず出てくる存在があります。

ライバルです。

  • 同じポジションの子
  • いつも試合に出ている子
  • 自分より少し先を行っている子

気づけば、
子どもだけでなく、
親もその存在を強く意識してしまいます。


ライバルを意識すること自体は、悪くない

まず、はっきり言います。

ライバルを意識することは、
決して悪いことではありません。

  • 悔しい
  • 負けたくない
  • 追いつきたい

こうした気持ちは、
子どもが前に進むための
大切なエネルギーになります。


でも、親が「先に言ってしまう」とズレが生まれる

ここで、
一つ大事なポイントがあります。

ライバルという意識は、
親が先に口に出すものではない
ということです。

  • 「あの子がライバルやな」
  • 「あの子に勝たなあかんで」

こう言ってしまうと、
その瞬間から
親の価値観を押しつける形になります。

子どもは、
本当は別の子を意識していても、
「そう言わなあかんのかな」
と感じてしまうこともある。


親は「黙っておく」という選択も大事

親として、
ライバルだと感じる子がいても、
あえて黙っておく

これも、
立派な関わり方です。

親が先に名前を出さないことで、
子どもは
自分の感覚を大事にできる


だからこそ、こんな聞き方がいい

おすすめしたいのは、
このスタンスです。

「お父さん(お母さん)は、
ライバルやと思ってる子がおっても、
それは言わんようにしとくわ。
せやから、正直に教えてほしい。
今、ライバルやと思う子は誰?」

この言い方には、
大事な意味があります。

  • 親は決めない
  • 親は評価しない
  • 子どもの感覚を尊重する

というメッセージが、
ちゃんと伝わります。


子どもから出てきた「ライバル」を、絶対に悪者にしない

子どもが
「〇〇くんかな」
と名前を出したとき。

ここが、
一番大事な場面です。

親が絶対にしてはいけないのは、
その子を
敵のように扱ってしまうこと


かけてほしい言葉は、これ

その代わりに、
ぜひ使ってほしい言葉があります。

「あの子がおるから、今めちゃくちゃ伸びてるな」
「あの子のおかげやな」

この一言で、
ライバルの意味は
ガラッと変わります。

  • ライバル=怖い存在
    ではなく、
  • ライバル=自分を成長させてくれる存在

になる。


指導者として見てきた、伸びる子の共通点

指導者として現場を見てきて、
伸びていく子には
共通点があります。

それは、
他人を見すぎていないこと。

  • 周りがどうでも、自分は自分
  • 比べるのは昨日の自分
  • できなかったら、次どうするか

ライバルは
「倒す相手」ではなく、
刺激をくれる存在として
自然に捉えられています。


比べる相手を「他人」から「自分」に戻す

親に、
一番大事にしてほしい視点があります。

それは、
比べる相手を、他の子ではなく「我が子自身」に戻すこと

  • 前より声が出ている
  • ミスの後の切り替えが早くなった
  • 挑戦する姿勢が増えた

こうした変化は、
ライバルがいなくても、
確実な成長です。


親の言葉が、ライバル観をつくる

ライバルがいる環境で、
子どもがどう感じるかは、
親の言葉に大きく左右されます。

  • 焦らせる言葉
  • 比べる言葉

ではなく、

  • 成長を認める言葉
  • 環境に感謝する言葉

を選ぶだけで、
ライバルの存在は
力を奪うものから、力をくれるものに変わります。


まとめ

  • ライバルは、親が決めるものではない
  • 親は「黙っておく」という選択をしていい
  • 「教えてほしい」という姿勢が、子どもを安心させる
  • ライバルを悪者にしない言葉が大切
  • 比べる相手は、他人ではなく「昨日の自分」

少年野球は、
誰かと競う場所であると同時に、
自分と向き合う時間でもあります。

ライバルの存在を、
プレッシャーではなく
成長のきっかけにできるかどうか。

その分かれ道にいるのが、
親の言葉だと思います。

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