少年野球の現場で、
「母の声かけ」が子どもを救うこともあれば、
逆に、誰も悪くないのに苦しめてしまうこともあります。
今日は、
指導者として「正直、ありがたい」と心から感じている母の声かけについて、
本音でお話しします。
これは、
頑張っているお母さんを評価する記事でも、
ダメ出しする記事でもありません。
「これでよかったんだ」
そう思ってもらえる時間になれば嬉しいです。
指導者は、子どもを「ずっと見ている」わけではありません
まず知ってほしいことがあります。
私たち指導者は、
子どもを大切に思っていても、
24時間、心の中まで見てあげることはできません。
練習中、試合中、
技術や動きを見ることはできます。
でも、
家に帰ったあとの表情や、
布団に入る前の気持ちまでは分からない。
そこを支えているのは、
間違いなく「母の存在」です。
指導者が一番救われるのは「結果を責めない声かけ」
正直に言います。
試合後に、
「なんであの場面で打てなかったの?」
「もっと頑張れたんじゃない?」
そう言われてしまう子は、
翌日の練習で、明らかに表情が違います。
一方で、
こんな声をかけてもらった子は違います。
「悔しかったね。でも、今日もよく頑張ったね」
この一言で、
子どもは“また前を向ける”。
そして指導者も、
「この子は大丈夫だ」と安心できるんです。
「教えるより聞く」声かけが、子どもを強くする
指導者として、
一番ありがたいのはこのタイプの声かけです。
「今日はどうだった?」
「自分ではどう感じた?」
答えがなくても構いません。
黙ってしまってもいい。
母が“正解を言わない”ことが、
子どもを考える力に変わります。
仕事でも、
上司にすぐ答えを言われるより、
「どう思う?」と聞かれた経験はありませんか?
あのとき感じた
「信じてもらえている感覚」。
子どもも、同じです。
指導者は「母が味方でいる子」を伸ばしやすい
これは、
あまり語られない本音かもしれません。
母が子どもの味方でいてくれると分かると、
指導者は、安心して厳しくできます。
逆に、
家で責められている子には、
無意識にブレーキをかけてしまう。
それは甘さではなく、
壊れてしまわないかを心配しているからです。
母の声かけは、
子どもだけでなく、
指導者の指導の質まで左右しています。
完璧な声かけなんて、誰にもできません
ここまで読んで、
「できていなかったかも…」
そう思ったお母さんもいるかもしれません。
でも、
完璧な声かけなんて、誰にもできません。
大切なのは、
“良かれと思っている気持ち”があること。
それだけで、
あなたはもう十分、子どもの支えです。
おわりに|指導者として、母たちへ
最後に、
一人の指導者として伝えたいことがあります。
グラウンドで子どもが踏ん張れるのは、
いつもそばに、
無条件で味方でいてくれる母がいるからです。
迷いながら、悩みながら、
それでも支え続けているあなたに、
心から感謝しています。
その声かけは、
ちゃんと、子どもに届いています。
そして私たち指導者も、
何度も救われています。


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