はじめに|責めたいわけじゃないんです。
最初に、はっきり伝えさせてください。
この記事は、
お母さんたちを責めるためのものではありません。
指導者として大切な子どもたちを育てていく立場として書いていきます。
グラウンドで子どもたちを見ていると、
同時に、必死に支えようとしている母親の姿も目に入ります。
・頑張らせたい
・でも、傷ついてほしくない
・この関わり方で合っているのか分からない
そんな気持ちで揺れていることを、
指導者として何度も感じてきました。
指導者から見て「少し心配になる瞬間」
これは、よくある場面です。
試合後、車の中での沈黙
帰宅後に始まる反省会
「あのプレー、どう思った?」という何気ない一言
お母さんに悪気はありません。
むしろ、ちゃんと向き合っている証拠です。
でも、その場面で子どもが見せる表情が、
少しずつ曇っていくことがあります。
子どもが本当に苦しくなるのは、こんなとき
指導者として見ていて、
子どもが一番苦しくなるのは、こんな瞬間です。
・失敗したあとに、逃げ場がないとき
・頑張ったことより、結果だけを見られたとき
・「あなたのため」と言われ続けたとき
子どもは、
「期待に応えられなかった自分」を
一番責めています。
そこにさらに言葉が重なると、
心が静かに閉じていきます。
それでも、母の関わりが悪いわけじゃない
誤解しないでほしいのですが、
お母さんの関わりそのものが悪いわけではありません。
むしろ逆です。
ここまで悩むのは、
本気で子どもを大切にしているから。
指導者の立場から見ても、
何も考えずに放っておく親より、
悩みながら向き合っている親のほうが、
ずっと素敵だと思っています。
「教える」より「聞く」が支えになる瞬間
仕事でも、
「正論を言われたとき」より
「話を聞いてもらえたとき」のほうが
救われた経験はありませんか?
子どもも同じです。
✕「なんであの時こうしなかったの?」
○「今日はどうだった?」
この違いだけで、
子どもの心の開き方は大きく変わります。
指導者として、母にお願いしたいこと
私たち指導者がグラウンドで教えるのは、
技術や考え方です。
でも、
子どもの一番近くで心を守れるのは母親です。
お願いしたいのは、たった一つ。
「結果」より「気持ち」を先に見てあげてください
・緊張していた
・悔しかった
・怖かった
それを受け止めてもらえるだけで、
子どもはまた前を向けます。
迷っているあなたは、もう十分やっています
もし今、
「この関わり方でいいのかな」と
悩んでいるなら。
それは、
もう十分、母として向き合っている証拠です。
完璧な親じゃなくていい。
迷いながらでも、味方でいること。
それが、
子どもにとって一番の支えになります。
母は、グラウンドの外の指導者
少年野球は、
グラウンドの中だけで完結しません。
家に帰ったあとの時間、
何気ない一言、
黙って隣にいる姿。
それらすべてが、
子どもを育てています。
お母さんは、
グラウンドの外にいる、もう一人の指導者です。
どうか、自分を責めすぎないでください。
あなたの関わりは、ちゃんと届いています。
おわりに|お母さんへ、指導者としての感謝
最後に、どうしても伝えたいことがあります。
グラウンドに立つ子どもたちは、
決して一人でここまで来たわけではありません。
朝早くのお弁当、
送り迎え、
洗っても洗っても汚れるユニフォーム、
そして、結果が出ない日も変わらずかけ続けた言葉。
そのすべてを、
私たち指導者はちゃんと見ています。
子どもが踏ん張れるのは、
いつもそばに、無条件で味方でいてくれる母がいるからです。
うまくいかない日があっても、
迷う日があっても、
それでも支え続けているあなたに、
指導者の一人として、心から感謝しています。
本当に、ありがとうございます。
次回|指導者が本当に救われる“母の声かけ
「頑張ったね」と言いたいのに、
なぜか言葉が出てこない日があります。
試合に出られなかったとき。
エラーをして落ち込んでいるとき。
何を言えば正解なのか、分からなくなる夜。
次回は、
**指導者が本当に救われると感じている“母の声かけ”**について、
現場の視点からお話しします。
それではまた!



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