子どもにどう思われているんだろう?
「もっと声をかけたほうがいいのかな…」
「でも、口出ししすぎて嫌われたらどうしよう」
少年野球に関わるお母さんたちから、多く聞く悩みがこの“距離感”です。
頑張らせすぎている気がする。
でも、見守るだけで本当にいいのか分からない。
今回は、指導者として多くの親子を見てきた立場から、
母親が一番迷いやすい「関わり方の距離感」についてお伝えします。
母が悩むのは「正解が見えない」から
子育てでも仕事でも、
「これをやれば必ずうまくいく」
そんな正解があれば楽ですよね。
でも現実は、
- 昨日はうまくいったのに今日はダメ
- 他の子には合っている方法が、我が子には合わない
そんなことの連続です。
仕事でも、
部下や後輩によって声のかけ方を変えたり、
同じ注意の仕方が通用しなかったり、
そんな経験はなかったでしょうか。
少年野球も同じで、
子どもによって、そして時期によって、正解は変わります。
だから悩むのは当然です。
むしろ悩んでいるということは、
👉 我が子をちゃんと見ようとしている証拠です。
指導者から見て「頑張らせすぎ」に見える瞬間
指導者の立場から見て、
「少ししんどそうだな」と感じるのは、こんな場面です。
- 試合後すぐにミスや結果の話になる
- 家でも野球の話題が中心になっている
- 子どもが話す前に、親がアドバイスを始めてしまう
どれも、悪気はありません。
「伸びてほしい」「後悔させたくない」
その一心です。
でもこれ、仕事に置き換えるとどうでしょう。
毎回、
「もっとできただろ?」
「次は結果出してね」
と言われ続けたら、
だんだん
「常に評価されている」
「気が抜けない」
と感じてしまいませんか。
子どもも同じです。
応援のつもりでも、
👉 期待に応えられなかった自分
👉 頑張りが足りない自分
を強く意識してしまうことがあります。
逆に「見守りすぎ」になってしまうケース
一方で、見守ることを意識しすぎて、
距離が遠くなってしまうこともあります。
- 明らかに落ち込んでいるのに何も声をかけない
- 話し始めたのに「そのうち大丈夫」と終わらせてしまう
これも仕事で例えると、
「何かあったら言ってね」と言われたけれど、
相手が忙しそうで声をかけられなかった、
そんな経験に近いかもしれません。
見守っているつもりでも、
相手には
👉 関心を持たれていない
と伝わってしまうことがあります。
指導者目線で考える「ちょうどいい距離感」
私たち指導者が理想だと感じるのは、
こんな関わり方です。
✔ 教えるより「聞く」
仕事でも、
悩みを話したときに正論を言われるより、
「それは大変だったね」
とまず聞いてもらえたほうが、
気持ちが楽になった経験はありませんか。
子どもも同じです。
「こうしなさい」と教える前に、
まずは
「どうだった?」
「何が一番悔しかった?」
と聞いてあげる。
解決しなくてOK。
答えを出さなくてもOK。
聞いてもらえた、受け止めてもらえた
その経験が、次に前を向く力になります。
✔ 結果より「過程」を見る
仕事でも、
結果だけで評価されるより、
「そこまでの努力を見てるよ」
と言われたほうが、また頑張れますよね。
野球も同じです。
- ヒットより、思い切って振ったこと
- エラーより、最後まで諦めなかった姿
結果を見る人は他にもいます。
でも、過程を見てあげられるのは、母親だからこそです。
✔ 家は「安心できる場所」であること
グラウンドでは、
指導者やお父さんが指導しています。
家では、
評価されず、比べられず、
ただ受け入れてもらえる場所であること。
この役割分担が、
子どもの心を一番強くします。
正解を探すより「今の我が子」を見る
「これで合っているのかな」
「他の家はどうしているんだろう」
そう思えば思うほど、苦しくなります。
でも仕事でも、
マニュアル通りより、
相手を見て対応したときのほうが
うまくいくことは多いはずです。
少年野球も同じ。
👉 正解を探すより
👉 今の我が子が何を感じているかを見る
距離感は、固定するものではなく、
その都度、調整していくものです。
最後に|迷いながら関わる母の姿は、ちゃんと伝わっている
子どもが前を向けるかどうかは、
技術よりも、結果よりも、
**「安心して戻れる場所があるか」**に左右されます。
母は、正しい指導者である必要はありません。
完璧な関わり方ができなくても大丈夫です。
悩みながら、迷いながら、
それでも我が子のことを考えている。
その時間こそが、子どもの力になります。
今日の関わり方が少し違ったとしても、
また明日、調整すればいい。
少年野球は、親も一緒に成長していく時間。
母が味方でいることが、子どもにとって一番の支えです。
次回予告「子どもを苦しめてない?」
次回は、
**「その関わり方、実は子どもが一番苦しくなっているかもしれません」**という話です。
応援のつもりの一言。
良かれと思っての行動。
でも指導者の立場から見ると、
子どもの表情が変わる瞬間があります。
- なぜ、急に元気がなくなるのか
- なぜ、家では何も話さなくなるのか
- なぜ、グラウンドで力を出せなくなるのか
母は何も悪くない。
でも、知らないままだとすれ違ってしまうことがある。
指導者が「これは少し気になる」と感じる親の関わり方を、
理由とともに、正直にお伝えします。
それではまた!


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